今年のベンチャー学会の報告テーマ

11月20日(土)〜21日(日)の2日間、渋谷の國學院大學日本ベンチャー学会の全国大会が開催予定です。
PRをしているわけではありませんが、最近のアカデミズムがベンチャーをどう研究しているのかを把握するには、(他の学会と同様に)研究報告のテーマをフォローすればわかるはず。

それで、下記の表が今年の研究報告スケジュール。テーマをざっと追うと・・・、
・個別テーマに掘り下げる研究、ケーススタディの報告が多い:あまりに個別的で、なかなか大半の参加者が関心を持ちにくい、探っていきにくい。
・最近の潮流であるグローバルなテーマ:中国に限られる。
・現在の環境を踏まえたテーマが少ない:ベンチャーの失敗、不祥事、信用問題や地方振興のテーマが・・・。
・政策論につながるテーマがない:アカデミズムではこれが普通かもしれません。
ファイナンス関連のテーマがない:中国市場を除けば。
という印象を受けました。
特に、リスクキャピタルの深刻な減退が大問題になっている中であり、アカデミズムでもファイナンスを研究し議論してほしいものです。(辛口の指摘になりましたが)